木枯らしがそろそろ
秋になって、雲は疎らに、空は高くなって、空気は冷たく澄んで、朝の陽射しはキラキラとしていますね。通勤電車の窓から見える景色が、とてもキラキラとしています。
そう、まるであのひとのように
と言うのはあまりにも陳腐か。
キラキラとしている
まるであのひとの笑顔のように
30にもなって、こんな気持ちになるなんて。まるで中学生だ…。そしてこの意味のわからないポエム…
まるで冷めないし、覚めない。目覚めても終わらない夢のようだ。瞳を閉じても、瞳を開けても、あのひとの姿でいっぱいになってしまう。
理性はもう、わたしはもう、この心を否定することに疲れ切ってしまったよ。
恋心とはこんなに強いものなのですね。ちゃんとした恋をしてこなかったからなのか。ちゃんとした恋が何なのかもよくわからないけれど。
愛おしさと、尊さに埋め尽くされて、もうどうしようもない。わたしは必死に、たしなめようとしたんだ、この心を。理性は必死に説教してきたんだ。ずっと、ずっと。あのひとのことを好きになりかけていた頃から、ずっと、ずっと。
それでも負けてしまった。もう何度目かわからないほどだ。
あのひとのことをあなたと呼べる日が来るのだろうか。だとか考えてみたりして。
あいも変わらず涙は止まらない。決してあのひとが目にすることはない。降り落ちたら積もる前に溶けて消えてしまう初雪のように。
初雪はいちど、溶けて消えてしまう。初雪が降ったら、少し温かくなるんだ。それで、降り積もった初雪は、いつの間にか消えてしまう。その後に、本当の雪が降り積もる。
わたしのこの恋も、そんな初雪のようなものになるのだろう。とか思う。
この恋心を何度消そうとして、もう何度目かわからないくらいの失敗。消そうとすればするほど強くなる。なにこれ。
こんなの、人生で初めてだ。
唇を重ねてから始まったわけでも、手のひらを重ねてから始まったわけでも無い。本当に本当に何も無いところから勝手に始まっただけなのに、何故これほどに、何かを重ねてから始まった恋よりも強いのだろう。
後輩には、「おれは本気で行くからな!」とか言っといて、愛おしすぎて、切なすぎて、なあんにもできない。
ただ、愛おしすぎて、切なすぎて、夜眠る時に、あのひとのことを想って、さめざめと泣いてるだけ。
こんなの、人生で初めてだ。
たったひとりのひとが、こんなに大切に思えるなんて。そのひとのことを想うだけで、こんなに愛おしくて、大切で、切なすぎて、ただ泣くことしかできないなんて。
ん、これ何個か前のやつにも同じこと書いたな…
あのひとのことをあなたとさえ書けない。たかがこんな自分専用のブログにさえ。
あといつまでこんな恋は続いていくのだろう。
どちらにせよ、わたしには何にもできない。
ああ。失恋を予感してみると、心が崩れてしまうね。こんなのただのわたしのエゴなのに。
ああ
ああ
本当にどうすれば良いのかわからない
助けて…
神様…