スーパーでいちいち「3円の袋をください」と言うのが当たり前になっている

まずはこんな誰も見ていないブログを訪れてくれた貴方に、感謝の意を述べたい。よくここに辿り着いてくれました。ありがとうございます。そして貴方はおそらくどの記事をも読むことなく、0.2秒後にはここを去っている。

 

人生の目標を見失ってしまったようだ。数年ぶりの激烈な憂鬱に襲われている。仕事を辞めたい。無論、生きることも。

 

そして悪いことに、以前に書いた覚えのある、職場で隣の席にいる女性事務員に対する恋心が、まるで轟々とした爆炎を身にまとう、完全に炎属性の超極力な攻撃を仕掛けてくる超強いドラゴンのようになっている。

 

なぜ、恋心は知性の合理的なディレクションを完全にシカトしてこう、なんかこう、青天の霹靂としているのだろう。私はこの突如として湧いた激情に対して、もう二度とそんな気が起こらないように、全身全霊で攻撃を叩き込み、討ち倒さんとしておるものの、それとは裏腹に、全く倒せる気がしない。何やねんこの毎ターン回復&特大全体攻撃を放ってくる高難易度コンテンツ。みたいな。

 

この恋心を目標にすれば良いじゃないかとは、「この恋心をも…」くらいで否定した。と言うか、好きになった相手を、年収額面ギリ400万の自分が一体、何をどうしようと言うのだ。そんなにその人間のことが好きだと言うのなら、独身の石油王でも紹介して差し上げるのが最も良かろうに、なぜ吹けば飛ぶような虫であるがわざわざ、その人間のことを守りたいなどと…??

 

この恋心が心底無駄だなあと思う。心は無駄にズキズキして、もう毎ターンそこそこのダメージを与えてくるステータス異常でしかない。

 

この恋心の発生に際して、対象となる人間は特に私に対して何もしていないのだからな。この恋心の対象となる人間にとっては、さぞかし迷惑なことだろう。例えるなら、隣の席に座ってる男が、突然自分に襲いかかるゾンビと化した、みたいなもんだよな。彼女の立場に立ってみて、まあ彼女の気持ちはわかんないから俺の気持ちで考えてみたとしても、めっちゃ怖いわ。男は怖いね。ていうかおれも男、怖いんだった。強い男がな、怖いんだよな。おれも男だけど、おれは弱い男だからな。強い男が怖いのさ。まあ別に、強くない男も怖いし、女性も怖いし、子供も赤子も怖いし、要するに人間が怖い。人間が怖いし、猫とか犬も、殺傷能力持ってるから怖いし、虫も怖い。自然現象も怖いし、時の流れも、宇宙の存在も怖い。

 

あー、全てが怖いじゃないか。

 

そう、全てが怖いんだ。

 

おれはいま、「ものすごくおだやかで、ものすごくしずかなところ」に行きたいな。

 

肉体から、言語から、性から、この先ずっと解放されたい………

 

この恋心の対象となっている人間が万が一、というか10不可思議不可思議転分の1くらいの確率で、この記事を読むなどということがあるとしたら、言っておこう。

 

好きになってしまってごめんなさい。これは私の不徳の致すところでしょう。あなたのことが地球上で一番大切な人に思えている。ですが、私はこの恋心を倒してみせましょう。そしてあなたには何ら、危害を加えません。

 

…果たしてこうとも言い切ってしまって良いのだろうか。

 

まあ何にしても、こういった恋心とは現代においては、何とも無駄なものですね。今はSNSがあるからな。出会える人間はどんどん出会えるし、出会おうと思う人間もそれなりには出会える。

 

私は、人間が怖いから出会わないけれど。