糖質制限をしているせいだと思うけど、無性にコメダ珈琲のシロノワールが食べたい!!

「東京には何でもあって、何にも無い」みたいな言説を数年前からたまに耳にします。初めてそれを聞いたのはSNS若い女の子からだったかな。それから今に至るまで、そのような意見を断続的に耳にします。個人的にはわかるようなわからないような…と言う心境でしたが、たまたまついさっき見かけた記事を見て、なるほどなあと思いました。

 

曰く、「東京には結果がたくさんあって、人々はそれを選択するだけだ」と言う意見です。例えば、伊勢丹やマルイに服を見に行くだとか、隅田川の花火大会を見に行くだとか、コリドー街や恵比寿横丁でナンパするだとか、相席屋で出会いを求めるだとか…、「どこでなにをするか」まで明確に定められたパッケージが無数にあって、人々はそれを選択するに過ぎないと言うものです。

 

個人的には「それは東京だけに限らないのでは」と思いましたが、でも確かに納得できると言うか、私がキャバクラやソープに完全に飽きた理由とかなり合致するなあと感じました。

 

キャバクラには「女の子と話すことができる」と言う結果…と言うか保障?が、ソープには「女の子とエッチすることができる」と言う結果…と言うか(以下同文)がありますが、確かに私はその、提示されたお金を払えばそのように予め構築された結論に到達できると言う点に飽きたのだと感じます。…まあ、初めのうちはそれでも、「もしかしたら女の子の誰かと、そういったビジネス的な予定調和を逸脱したロマンティックラブが出来たりするのでわわ!?人間と人間だし!」なあんて思ってましたけど、私自身社会で働いている年月もそれなりになってきて、何と言うか、「あっ、ハイ」みたいな気持ちになってきました。まあ、そんなことそうそう無いよね。自分に置き換えてみて数分考えてみても、そう思いました。

 

ただ、個人的には、こうしたことは、東京だからと言うよりかは、時代の変化なんじゃ無いかなあと思ったりもします。だって、「結果が無数にある」なんて、インターネットがまさにそれじゃないですかね。インターネットで検索をかければ、容易に無数の結果が提示されます。それは、「東京 遊び」と検索しようが、「田舎 遊び」と検索しようが、何かしら結果が提示される上では変わらないでしょう。検索結果の多い少ないとか、ピンキリとか、あるにせよね。特に検索結果が出てこないのも、結果の一つでしょうし、それを受け止めて「ああ、ここには楽しみなんて一つもないんだなあ」と思ったのなら、きっと広義的には同じことなのでしょうしね。

 

今日、私は六本木で降りて、それから表通りを避けて、よくわからない路地を延々と歩いていましたが、それもきっと「無数に提示された結果を選択する」ことに飽きたからなのかなあ…と感じています。確かに、意外と楽しかったです。目に入る家々が、あるものは地元でも見かけるような親近感のあるものであったり、あるものはものすごく刺激的なデザインであったり、同じようなマンションがいくつも出てきて「なにこれ!?」と驚いたり、路地の割にやたらタクシーが通る道があるからそっちを歩いてみたり…。「フラフラ歩いていたらメチャ可愛い子に逆ナンされてウフフ」なんて夢のような出来事は起きないですけど、それでも何も考えずフラフラ歩いていた割には、上記の理由でそれなりに楽しめました。

 

まあ…、個人的にはこれって、要するに「人生の過ごし方」に関わる話だと受け止めていて…、つまりどう言うことかと言うと…、「東京に何も無いと感じるのはあなたが何も無いからだ!意識高くて成功している人間はその辺の何も無い空き地にも何か楽しいことを見出す!」みたいな…。そう考えるとハアーとなってきますけど、このことを突き詰めようとすると絶対そういう風になるんじゃないかとは思います。あくまで個人的な素朴な感性に基づいた、あくまで個人的な感想を述べていても、何かしらどこからか突然現れたハンマーに殴られたりするものです。普通に道路を運転しているつもりでも、謎の人物からの謎のあおり運転を受けて、最悪謎に殴られるみたいな、ね…。

 

「夫との結婚を機に都会から田舎に移住したけど、田舎ってこんなにつまらないの!?!?早く都会に戻りたい!!」みたいな、インターネット上の人妻をよく見たりしますねえ。田舎育ちから東京に移ってきた私としては、それは結構同感できるし、かといって、「東京には何でもあって何も無い」にも同感できるような、そんな心境です。

 

要するに私は、自分の人生に対する接し方がそもそも悪いのでしょう。改善しないとなあ。。。

 

あ、東京と田舎を二項対立で語る向きには割と否定的というか、地方都市とかあるやんかと思うし、田舎っつっても市までいけばそれなりに行けんじゃねとか思いますけど、まあ、これは本当にどうでも良い。

 

それにしても、今日は六本木から麻布を路地伝いで歩いてましたけど、少し気を抜くとすぐ別の地域に出てしまいますね。まあ、私が疲れて漫然といつの間にかデカめの道路を直進しまくってたりするからなんですけど、何か、北海道の幌加内思い出しましたね。車で走ってたらいつの間にか幌加内過ぎ去ってるやつ。幌加内そばは美味いぞ!私も死ぬまでには食べます!!